Dさんの悩み

接待費が使い放題だったバブル時代を知っている商社マンのDさんは、部下と飲みにいくことが上司の務めだと信じて疑わない。「自分も先輩におごってもらったのだから、後輩におごるのは当然だ」と思っているし、妻にも「遊びで飲んでいるわけではない、仕事で飲んでいるのだ」と言い訳している。

月給やボーナスは自分が管理していて給与明細は妻には見せていない。ここ数年は年収が減り、月給と妻に渡す家計費の差額=小遣いの確保が難しくなってきたことが悩みである。