「ピンチ」に立つ夫に賢い妻がかける言葉

【タイプ2:占い師になれる女】

タイプ2はこれである。占い師になれる女。人生は選択の連続なので、迷うことの方が多い。

「昼飯をラーメンにすべきか、蕎麦にすべきか」くらいは勝手に好きなだけ悩めばいい話なんだが、人生の岐路に立ったときに、自分の一番傍にいる女がさわやかに、またはっきりと「こっち。こっちに行きなさい」と言い渡してくれることは大きい。

野球賭博で問題視されている読売ジャイアンツの高木京介投手も球団に告白する際、事前に妻に相談したと語っているが、こういう人生の分かれ道で「あなたはこっち」と背中を押してくれる人がいるということはそれだけで財産である。

いわば「占い師」になれる女は肝の据わり方もハンパじゃないが、また情に厚いのも特徴になる。占い師として行き先を告げたのならば、道先案内人としての責任も背負うことになる。

つまり、どういう結果になろうとも「傍にいるよ」と言っている。こういう女がそばに居続けてくれる人生は幸せだ。

【タイプ3:金を惜しまない女】

そしてタイプ3。これは、ここぞの時に金を惜しまない女である。

戦国時代~江戸時代前期の武将・山内一豊の妻ではないが、日頃は倹約家であったとしても、一家の一大事とあらば「ポン」と金を出す。さらに言えば、出すことに喜びを感じる女はやはり男にとっては最高だろう。

例えば、夫の田舎で法事があるとしよう。長男である夫名で儀式が執り行われるため、出すものを出さねばならない。

身内とはいえ、その人の存命中には会ったこともないのに、総費用を負担しないといけない立場に追い込まれたとき。片や「(無理をすれば)出せるという恵まれた環境に感謝しよう」と割り切って、家計費から出す妻、片や、夫にはどうしようもない顛末に対して、文句を言い続ける妻とではふたりの未来が変わってくる。

子どもの教育費なども頭が痛い問題になるが、こういうタイプの女は必要だと納得すれば、どうにかしてみせる根性に秀でるので、パートナーとしては心強い限りであろう。