上司にとって部下の操縦法は常に悩みのタネだ。もし、ご褒美をあげるだけで前向きに取り組み、成果を挙げてくれるならこれほどいい話はない。

実践1:金、地位、表彰……あらゆるご褒美を駆使せよ!

部下をその気にさせ、バリバリ働いてもらうためにはどうすればいいのだろうか。思いつくのが、子供の教育でも取り入れられている「褒めて伸ばす」方法だ。「褒める」とは「ご褒美」を与えることにほかならない。褒めることの印として、お金や地位、表彰など、なにかを与えるのもご褒美となる。

多くの場合、ご褒美をもらえればうれしくなり、嫌な仕事に立ち向かう際の原動力になるはず。とはいえ、このご褒美、ただ闇雲に与えればいいというものではないようだ。

「ご褒美は、部下が自分の能力を知るための一つの手段であり、一種の鏡のようなもの。給料やボーナスアップ、昇進、褒め言葉や表彰など、ビジネスパーソンのモチベーションをアップさせるご褒美はいくらでもあります。これらを総合してパッケージ化することがやる気につながります」と説明するのは、組織論を専門とし、日本表彰研究所の所長も務める、同志社大学教授の太田肇氏だ。