読み物としても楽しめる「専門手帳」
手帳の習慣をつけたいのなら、「専門手帳」を使ってみるのも手です。使用感でベストとはいかないかもしれませんが、興味のある情報が満載の専門手帳を使うことで愛着が持てるようになります。また、読み物としても楽しめたり、勉強になったりしますので、自然と手帳を使おうという気持ちが高まるかと思います。
たとえば、歴史好きの人なら、60年以上のロングセラー「歴史手帳」(吉川弘文館)がお薦めです。320ページの約半分が歴史百科になっており、歴史家や作家、ジャーナリストからも好評なので十分に楽しめるかと思います。ビジネスマンで歴史が好きな人は多いため、雑談ネタを仕入れるために読み込んでみるのもいいかもしれません。
近年、ゆるキャラとともに注目されているのが「県民手帳」です。全国40県で販売されており、その内容は各県の主要データや特産物、イベントなどの情報です。出身地や働いている県など、自分と関係のある県民手帳を買ってみるのも、意外な情報が知れておもしろいでしょう。ちなみに2016年度版で最も発行部数が多いのは長野県で7万部と好評です。
FXをしている人なら、「為替手帳」(エイチスクエア)を使ってみるのもいいでしょう。「100%為替トレーダーのための手帳」をテーマに、為替相場暦40年の伝説のディーラー、堀内昭利氏の監修。書き込んでつくる勝利の方程式など、為替に関するデータとともにFXに関する情報が満載です。FX専用の手帳として使うのもいいかと思います。
手帳を使って運気を上げたい人にお薦めなのは「強運ダイアリー」(主婦の友社)です。著者は姓名判断、フォーチューンサイクル、タロットなどを駆使して占う人気のフォーチューンアドバイザーのイヴルルド逢華氏。さまざまな占い情報をはじめ、書き込んでいくことで夢を叶えたり、最強幸運体質に導いたりする仕組みが満載です。
手帳のよさを実感できていない人は、まず「楽しめる手帳」をキーワードに選ぶといいでしょう。これが手帳活用の一番の近道になるかと思います。