――悪人ではないし、仕事の能力も高いんですが、部下がかなり変人なんです。

僕は、世の中の人はほとんどみんな変な人だと思っています。その意味は、「価値観が違う人」ということです。人間はみんな顔が違うし、能力も異なるので、みんな異能人であり変人なのです。まずそう考えるべきです。

そのうえで、仕事にはそれぞれ明確な目的があるのですから、その目的に照らし合わせて「数字・ファクト・ロジック」で、なるべく感情を交えずに仕事をする。そうすればお互いにやりやすいし、不満もなくなり、その人の能力も発揮できます。

――ドライですね。「感情を交えずに仕事をする」なんて、できるかな。

慣れたらそのほうが楽ですよ。むしろ感情を交えてしまうと、何でもはっきり説明しなくなる。お互いわかってくれると思っているからトラブルになるのです。

(構成=八村晃代 撮影=市来朋久)
【関連記事】
創造力ある変人社員を120%生かすには
「人間同士、説明すればわかってもらえる」はウソである
変人が認められる瞬間
部下を平等に扱うのは時間のムダ
究極のマネジャーは「合唱指揮者」である