通信費は、料金プランが複雑で加入した時のまま放っておいている方も多いと思いますが、幸い年末年始は時間があります。無駄なオプション料金を支払っていないか、明細を眺めたり、安くする方法をインターネットでじっくり調べたりできます。
教育費、習い事代も固定費です。これも聖域とせず見直します。たとえば、わが家では子供がなんとなく続けていた習い事があったので、話し合ってやめることにしました。
ここで大事なのは、同時にライフプランを作成することです。ライフプランとは、家族ひとりひとりの年齢とライフイベントを年表形式で一覧にしたもの。ライフイベントとは、たとえば住宅や自動車の購入、進学、結婚、海外旅行など、大きな出費を伴う行事です。できれば収入もオープンにしたうえで、皆で「いつ、どれぐらいのお金が必要か」を確認すると、そのためにいまどうすべきかを家族が提案してくれるようになります。
あるご家庭で子供が進路を真剣に考えた末に、志望校を私立から公立に変えて、その分、習い事に回すという結論を自ら出したことがあります。家計が助かり、成長も感じられる、親として嬉しい提案ですね。
(構成=山田清機)