日々の収入を得るために身も心も擦り減らすのはもういやだ。金が転がり込む仕組みをつくれば人生をもっと豊かに生きられる。
ネットを活用した小遣い稼ぎにアフィリエイト(成果報酬型広告)を始める人は多いが、大半の人は実入りの少なさに落胆し、継続の意欲を失う。既存のシステムに乗っかって、ラクに稼げるほど甘くはない。
だが、ひとたび「儲かる仕組み」ができれば、あとはほったらかしでも利益を生み続けるのがネットの世界。エレメント代表取締役の近藤勉さんはまさにそんな「仕組み作り」の達人だ。
これまで『空港周辺駐車場』や『海外レンタルWi-Fi機器』などの比較サイトを立ち上げては、「儲かる仕組み」に育ててきた。
「システムはシンプルなんですが、自分で需要のありそうなところを探して、会社に成果報酬を持ち掛けるというやり方です。コツは大手がやらない、やっても力を入れないニッチを見つけてNo.1になることですね」(近藤さん)
駐車場は最大40社と契約して月35万~ 170万円、Wi-Fi機器はピークで月300万円もの利益になったという。いずれも市場環境の変化で収益は落ちてきているが、近藤さんはすでに次、さらにその次のジャンルまで見つけている。
「いま力を入れているのが『ペット保険』。大手サイトも参入してますが、ウチはこれに全力なんで、負けないんですよ」(同)
▼次にヒットを狙うのは「日本唯一の卓球選手向けアプリ」
競技人口は多いがマイナー競技ゆえかスコア記録などできる選手向けアプリは「たくまね」だけ。無料だがまずは選手の囲い込みを狙いたい。
近藤勉(38歳)
自動車販売会社を退職し、駐車場でアルバイトをしていた2000年に「駐車場予約サイト」立ち上げ。現在はエレメント代表取締役。
自動車販売会社を退職し、駐車場でアルバイトをしていた2000年に「駐車場予約サイト」立ち上げ。現在はエレメント代表取締役。