見た目をよくするデザインのイロハ

【テキスト】ポイントはいかに文字を読みやすくするか

▼読みやすいフォントを選ぶ
……長い文章は明朝体が基本。長い文章でゴシック体を使う場合は細い書体のものを。スライドなど短文はゴシックが基本。強調しようとポップ体もよく見かけるが、よい選択とはいえない。見出しもゴシック体が基本だ。

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読みやすいフォントを選ぶ/文字に強弱をつけてリズムを出す/1行の文字数を考える

▼文字に強弱をつけてリズムを出す
……文字の大きさに強弱をつけると、内容が把握しやすくなる。とはいえ、大きさの違いは3つが基本。強調したい部分は大きく、読んでほしい部分は読みやすい大きさで、重要度は低いが出典など必要なデータは小さな文字で。

▼1行の文字数を考える
……ワードなどテキスト中心のものは1行が長くならないように気をつける。逆に長い文章なのに1行を短くすると、これもまた読みにくい。改行で1行あけ、段落をブロック化すると視線の動きが滑らかになり、読みやすくなる。

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狭すぎても、広すぎても読みにくい字間、行間/基本は左揃え。安易にセンター揃えにしない

▼狭すぎても、広すぎても読みにくい字間、行間
……字間は初期設定だと狭すぎる場合が多いので、少し間をあける設定にするとよい。あける間隔は文字の大きさの25%。行間は文字の大きさの50~75%が目安。基本となる文字の大きさは見る人の属性を考えて。

▼基本は左揃え。安易にセンター揃えにしない
……タイトルや小見出しなどは左揃えが基本。クリック1回でセンター揃えができるので、強調部分だから目立たせようとついやってしまいがちだが、これは効果的というより、むしろ逆の場合が多い。文頭がどこか読み手に探させることは避ける。