【AFTER】年間貯蓄:100万円

(1)予算を決めて買い物に行く……子どもが好むキャラクターや玩具付き食品はやめ、容量の多いお買い得品を。買い物前にその日の予算以上は財布に入れず、必要なものだけ購入する習慣づけから。
(2)夢を支えに狭い家で耐える……家を買うまでと割り切って、1部屋減らすか少し郊外の賃貸へ引っ越しを。家賃2万ダウンで月々の赤字が消える。
(3)死亡保障の目安は4000万……大手保険会社からカタカナ生保の格安な保険に切り替えるだけで5000円ダウン。夫の死亡保障は4000万が目安だが、2世帯などで実家に頼れるなら2000万でもOK。
(4)家を買うまでは小遣いゼロ……「俺が稼いだ金だから」と一気に使いたくなるボーナス。しかし、当面は月々の小遣いでしのぎ、新商品購入は置ける家ができてから。
(5)妻への感謝をカタチに……自分の小遣いは我慢したが、日頃自由なお金がほとんどない中で耐えている妻には買い物の気分転換を。感謝の言葉とともに渡せば、半額でも許されるだろう。

▼これでも十分楽しめる!:2世帯住宅でマスオさん生活
理想に近い注文住宅が実現でき、費用も抑えられる。子どもの面倒を見てくれる人が増えれば、妻も働け収入アップも可。2世帯のストレスは夢実現と引き換えに。

▼さらに差がつく:電話は、無料や格安通話ソフトを活用
固定電話を置かない家庭も増えたが、その分家族の携帯通話代もかかる。「LINE」や「Skype」などのアプリを使えば会話は無料だ。これらのアプリから固定電話に格安でかけられるサービスも上手に活用したい。

家計の見直し相談センター 藤川 太(ふじかわ・ふとし)
1968年、山口県生まれ。慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。自動車メーカー勤務を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立。「家計の見直し相談センター」を運営し、累計1万5000世帯超の相談実績を誇る。著書に『年収が上がらなくてもお金が増える生き方』など。
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