日本企業で欠かせないビジネス慣習のひとつが朝礼だ。昭和の昔、サラリーマンの仕事は朝礼、ラジオ体操、上司の精神訓話から始まった。月日が流れ、体操と精神訓話は姿を消しつつあるが、朝礼には時代を超える効用があるのだろう。いまもビジネスマンたちは朝から元気に声を出している。

社名のユーグレナとはミドリムシのこと。藻の一種で生物学上、動物と植物の両方に位置する。ユーグレナという名前を付けたのはオランダの生物学者アントニ・ファン・レーウェンフック。画家フェルメールの遺産管財人である。

同社は世界で唯一、ユーグレナの屋外大量培養に成功したベンチャー企業である。現在は機能性食品「緑汁」やサプリメントを販売しつつ、ユーグレナ由来のバイオ燃料開発を進めている。

(尾関裕士=撮影)
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