初めてのマネジメント経験

アクセンチュア インクルージョン&ダイバーシティ統括 執行役員 
堀江章子さん

入社2年目のときに、私のチームに配属された新入社員4人の指導をする任務を担当しました。全員男性で、中には大学院を出ている人もいたので、2人か3人は私より年上です。2年目のアナリストが1年目のアナリストを育てる形ですが、それでも私のほうが1年の経験があるので、自分が覚えたことを教えるわけです。

最初は「なぜ4人も一度に面倒見なきゃならないの」とも思いましたが、そもそも年上の男性たちが素直にこちらの話を聞いてくれるわけでもありません。当時の私のマネジメントにも問題があったんです。仕事をお願いするときに、今思えば異常なくらい細かく管理していました。大袈裟に言えば、数分おきに「できた?」「まだ?」「いつできるの?」と進捗状況を尋ね、細かい仕事の進め方まで指示するようなこともありました。あとで上司から「もう少し気持ちに余裕をもって指導しなさい」と注意されたくらいです。

当社の場合、それくらい早い時期からマネジメント力を発揮するチャンスが与えられました。そういう経験をさせてもらえたのは大きかったと思います。当時、後輩だった人たちに、私のマネジメントがどうだったかは怖くて聞けませんが(笑)。