アベノミクス、円安継続、転職増加……2015年はどんな年になるのだろうか? キャリアの専門家が新しい年の行方を見据えつつ「やるべきこと」「やめること」を提案する。

景気回復で浮足立たず、足場を固める!

昨年4月、リクルートホールディングスが新卒者に対する企業の求人倍率を発表し、売り手市場の基準とされる1.6倍を上回った。これはリーマンショック以降の最高水準であり、新卒採用に加えて、中途入社も増加している。

しかし、安易に転職を考えてはいけない。なぜかといえば、この局面の社員募集は事業拡大に伴うものが多く、ひとたび雲行きが怪しくなれば簡単にハシゴをはずされる可能性があるからだ。今は会社に留まって将来の社内での出世を目指して腕を磨き、実績を積んだほうが賢明かもしれない。