経営者は無知の部分が圧倒的に多い状況下でも自らの選択に確信をもって戦略的決定をしなければならない。経営者の直感的選択への確信を支えるものは何か。筆者は5つの根拠から説き明かす。

過半数が賛成したらもはや手おくれ

経営者の何気ない一言から、あれこれと考え込んでしまうことがある。経営学者の宿命なのかもしれない。

最近もそのような経験があった。あるメーカーのCTO(最高技術責任者)のお話を聞かせていただいたときだった。このCTOは、しばらく前に基幹技術に関して大きな選択をしておられたので、「何を根拠にそのような選択をされたのか」と尋ねたら、「気合です」という答えが返ってきた。