100万円を超えるオプション価格も

一戸建てで坪単価が30万円というローコスト住宅を選ぶ人たちが少なくない。坪単価とは、3.3平方メートル当たりの値段で、ユーザーの「そんなに安くマイホームが手に入るなら」という意識に訴えるからだろう。だが、これだけ低価格にするには、当然それなりの“からくり”がある。

例えば床面積の決め方である。一般に用いられる延べ床面積では、庇の下とかバルコニーは入れない。けれども、ローコスト住宅はこれらを加えた施工床面積を使う。それで本体工事費を割ると、分母が大きくなるため坪単価が下がる。35坪程度の物件であれば3万円といったところだろう。

さらにコストを抑えるために、最近はやりのオール電化住宅ではなく、ガス機器設置が標準になっている。オール電化にしたければ、その費用はまるまる負担しなければならない。しかも、プロパンガスなどであれば、施工業者が紹介する燃料販売店から買うことが指定され、これがけっこう割高なのだ。