“三高”ならぬ、“三強”が自衛隊員の魅力

さて、自衛隊員に的を絞った婚活にはどんなメリットがあるのか。会場でちょっと休憩中の女性陣を捕まえて聞いてみたところ、こんな答えが返ってきた。

「公務員だから不景気でも安定しているし、収入も結構いいから結婚相手としては文句なし」
「マッチョな人が好き。男らしいし、体力もありそう」
「訓練の一環として(?)家事能力が高いらしい」
「普通の婚活パーティは相手の身元が不確かなこともあるけど、自衛隊主催なら安心」
「男社会だから、遊んでいない真面目な人が多そう」
「海上自衛隊で船に乗る人は長期間家を空けることもあるから、夫婦生活がマンネリにならないような気がする」
「震災のときに、人の役に立つステキな仕事だなと思った」

女性にロックオンされた自衛官その1

まとめると、「不景気に強い」「結婚生活に強い」「身体が強い」。自衛隊員は、かつてもてはやされた“三高”ならぬ、現代の“三強”なのである。

話してみて感じたのは、女子たちはかなり本気の“結婚狙い”ということだ。

もちろん、最終的に結婚を目的にするのは当然なのだが、“まず恋人として”というよりは“結婚相手として”という視点が非常にはっきりしている人が多い。

男性が“制服かスーツ姿”で参加しているのも、実は“カッコよく見える”以外の理由がある。全員が制服で参加すると、制服で階級……つまりは、自衛隊妻になりたいような女子たちには、大体のお給料がわかってしまうからなのだ。そのため、人気が集中しないよう、階級が高い自衛隊員はスーツで参加しているのである。