Work is Life/Life is Workという考え方

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データで見るユニ・チャーム

「プロのワーキングウーマンとして仕事も人生もどちらも楽しんでほしい。ワーキングマザーで時短やフレックスの社員は集中力がありますね。入社したらすぐに10年のキャリアプランを作るのですが、女性の場合、結婚や出産の予定も書いてありますよ。もちろん修正は当たり前です」

話を聞いて思ったのは、社員に求めるものが非常に明確だということです。それはトップから発信されるメッセージの頻度でもわかります。

「トップからの発信力がすごいんです。毎月、毎週、毎日全社員へのメッセージがあります。全社員への誕生日メール、社内報、経営者ブログなどで発信しています」

女性にどう活躍してもらうか。活躍してもらいたい思いはあるが、「トップも女性へのメッセージには悩んでいます」と清水さん。執行役員クラスには女性がいるが、まだ女性の管理職比率は多くありません。

「意図的に女性リーダーを育てようとはしています。女性は早期育成でリーダー的な役割を早くに担ってもらう。それは機械的に制度でやるのではなくあくまで人を見て、登る坂の角度を大きくしてもらうのです。しかし××%にしようという比率を重視する思考はありません」

ユニ・チャームは、全員が生産性高く働くことが求められている職場だと思います。そのやり方を全員に共有できるよう、落とし込む仕組みもあります。過去の成功例も失敗例も「全部手帳にある」ということに驚きました。