毎年8万冊近くの新刊が刊行される中、何を読めばいいものか。書評家で出版コンサルタントの土井英司氏が、今、読むべき言葉本を伝授する。

空前のブーム!言葉本の正体とは

土井英司氏

今、アドラーや孫子などの言葉を取り上げた本が売れている。最近では『希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話』という、2人の偉人の言葉を交互に載せる進化したスタイルまで出てきた。そのほかにもさまざまな「言葉」を取り上げた本が多数刊行され、売れているのは偶然ではない。

出版コンサルタントとして、長くビジネス書を研究していると、世の中の流れとビジネス書の流行はリンクしていることがわかるから面白い。