皮膚科医――最も女医率が高い。美容に興味がある子も

皮膚科医のデータ 
出典:厚生労働省「平成22年医師・歯科医師・薬剤師調査」(開業率は、各診療科全体における診療所勤務者の割合とした)、厚生労働省「医療経済実態調査」

アトピー性皮膚炎、ニキビ、かぶれ、やけど、白癬症(水虫・たむし)、じんましん、脱毛症、褥瘡(床ずれ)、帯状疱疹、ヘルペス――。

赤ちゃんからお年寄りまで、皮膚のあらゆる病気を扱うのが皮膚科医。

皮膚がんの手術と薬物療法、皮膚に症状が出る全身性エリテマトーデス(SLE)、慢性関節リウマチなどの膠原病も守備範囲だ。

美容とも関係があり、それほど体力を必要としないこともあってか皮膚科医の43%が女性で、最も女医率の高い科だ。59%が開業医で比較的開業しやすいのも眼科と同じだが、地域によっては皮膚科が飽和状態のところも。

「ワーク・ライフ・バランスを重視する人が多い診療科です。医師の間では皮膚科を含め、内科、外科以外を“マイナー科”と呼ぶこともありますが、人体に不必要なところはありません。皮膚科の先生たちも含め、どの科の医師も自分の仕事に誇りを持ち、患者さんの役に立ちたいと思っています」(石見氏)

結婚・出産・子育てなどの女性としての生活を大切にしたいという子にもいいかもしれない。

皮膚は適度な水分を保ち、ウイルスや細菌などの異物から体を守るバリアの役目を果たす。健全な皮膚を保つことが、日々の健康な暮らしには欠かせない。皮膚の病気を正確に診断し、いかに早く治して慢性化させないかが皮膚科医の腕の見せどころだ。

再生医療の先端技術が導入されつつある分野でもある。やけどの治療では、患者自身の皮膚の一部を培養して増やし、移植する再生医療がすでに実用化されている。

「聖マリアンナ医科大学が基礎化粧品の開発に協力するような時代ですし、しみやほくろのレーザー治療、アンチエイジング、皮膚の再生医療の需要は高まるでしょう。商売優先では長続きしませんが、皮膚の研究に興味のある子には面白い分野」と中村氏は話す。

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