2014年2月14日から山梨県は記録的な大雪に見舞われた。まさか5日間も帰れないとは――。だが大月駅の松永駅長は5日間、乗客と部下のため駅に立ち続けた。勤続38年目。未経験の大雪にも、たじろがない。「鉄道人」の仕事ぶりが、周囲の心を打った──。
※本稿は、雑誌「プレジデント」(2014年3月31日号)の記事を再編集したものです。肩書きなどは掲載当時のままです。
天気予報は大外れ、取り残された乗客
乗客が車窓に掲げた感謝の手紙。
千切られた大学ノートにマジックで書かれた大きな文字が躍る。
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