目標を達成できる人は、優れた人からどう学んでいるのか。人材育成コンサルタントの嶋津良智さんは「インフルエンサーなど誰かのファンになるのはいいけれども、崇拝に変わったら周りが見えなくなる。仕事がデキる人は、大勢の人からいいとこどりをしている」という――。

※本稿は、嶋津良智『目標を「達成できる人」と「できない人」の習慣』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。

データ分析をするビジネスマン
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尊敬する人を聞かれて「いません」

「嶋津さんの尊敬する人は誰ですか?」と聞かれた時に、いつも私は「いません」と即答します。すると、「えっ⁈」と驚いた顔をされます。尊敬する人がいないというのは、たしかに奇異に感じられるかもしれません。

誤解しないでいただきたいのですが、尊敬する人がいないのは自分が一番すごいとか、パーフェクトだと思っているからではありません。さすがに、私は自分の身のほどを知っています。

むしろ、この人いいな、すばらしいなと思う人物の数は多いほうです。

たとえば、故スティーブ・ジョブズは一度クビにされたアップルに戻った時に、商品のラインナップを大幅に見直す経営戦略を打ち出したところが、経営者としてとても素晴らしく感じました。

他にも、松下幸之助さん、本田宗一郎さん、稲盛和夫さん、孫正義さんなど、成功している人は、それぞれにいいところがあってすばらしいと思います。

ただ、誰か1人に心酔しているわけではないので、尊敬する人はいないと答えています。むしろ、そういう人たちのすばらしい部分を、少しずついいとこどりをして自分のものにしていくほうが、自分には合っています。