社長が、真っ赤なTシャツで、記者会見に出てくる――。「ネット界のNHK」とも揶揄された昔のヤフーでは考えられない姿だ。なぜ「爆速」での改革が必要なのか。そこにはトップ企業ならではのジレンマがあった。

※第1回はこちら(http://president.jp/articles/-/12014)

楽天とアマゾンはお客。減益覚悟の「EC革命」

2013年10月、親会社のソフトバンク社長でヤフー会長の孫正義氏が登壇し、EC出店料の無料化を発表した。ヤフーのイベントに孫会長が登壇するのは初めてだ。

「今日は革命的な内容をご説明する」

13年10月。ヤフー会長を兼任するソフトバンク社長の孫正義(56)の発表は、業界を震撼させた。モールサイト「ヤフーショッピング」の出店料と売り上げに伴うロイヤルティを無料化する、という内容だったからだ。