医療費を3万円安くする7つの方法

1.リフィル処方箋を出してもらう

高血圧症や糖尿病などの慢性疾患で症状が安定している人は、医者に「リフィル処方箋」を出してもらいましょう。

「リフィル処方箋」とは、1回の診察で最大3回まで繰り返し使える処方箋。通常の診療だと、1回の診療につき1枚の処方箋しか出してもらえませんが、「リフィル処方箋」では、医師が「リフィル可」にチェックを入れれば、調剤薬局で同じ薬を3回出してもらうことができます。

病気によっても異なりますが、保険適用の3割負担で再診すると、通常は再診料や処方箋料で600円から1500円ほどがかかります。この費用が、2回目、3回目は必要なくなり、3カ月に一度病院に行けばいいので1年で8回分、年間で4800円から1万2000円ほど診療代が安くなります。それだけでなく、わざわざ交通機関を使って病院に行っている人は、交通費も時間も浮くことになります。

ただ、医師の中には「リフィル処方箋」に消極的な人もいるので、その場合には医師と話し合って、長めの処方箋を出してもらうようにするといいでしょう。

数種類の薬を持つ手
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2.飲み残しの薬を持参で安くなる

薬剤費は、医療費全体の約2割、10兆円を占めています。ところが、なんと患者の約半数に飲み残しの薬があり、厚生労働省の推計では年間約500億円のムダになっているようです。

この飲み残しの薬を少しでも減らすために、2026年6月から処方箋の備考欄に飲み残しの薬に関する項目が新設されました。1つは「減薬前に医師に相談」。もう1つは「減薬後に医師に報告」の2つ。医師が処方箋に「減薬後に報告」にチェックを入れていれば、事前に医師の確認・了承を得なくても、薬剤師の判断で飲み残し薬があるぶん、新たに出す薬を減らせる「残薬調整」がスムーズにできるようになりました。以前処方されたものの飲み残してしまっている薬があるなら、処方箋、お薬手帳とともに処方箋薬局に持って行きましょう。医者の処方してくれた薬からそのぶんを差し引けるので、薬代が安くなります。どれくらい安くなるかはケース・バイ・ケースですが、高齢になると7〜8種類の薬をもらうことも多く、仮に飲みきれなくて3000円分の薬が余っていて、まだ有効だと薬剤師が判断したら、そのぶん薬代が減らせるので大きい。

ただし、飲み残しの薬を薬局で買い取ってもらうことはできません。