自薦で農水部会長になった小泉進次郎

部会の役員は、部会長、部会長代理、副部会長の三役。会議の席のセンターに座って司会進行をするため、“ひな壇”と呼ばれています。その領域に明るい人が役員になりますが、手挙げの場合もアリ。例えば小泉進次郎さんは、「専門性はないけれどやりたい!」という思いの強さから、農水部会長を務めていましたね。

防衛大臣・小泉進次郎
小泉進次郎氏(写真=内閣官房内閣広報室/CC-BY-4.0/Wikimedia Commons

部会に出席するのは国会議員だけではありません。例えば、「厚生労働部会で政府提出法案について議論する」となれば、厚生労働省の担当官僚たちが必要な資料を準備し、朝8時に間に合うように党本部に資料を持って出勤する必要があります。議員たちも多忙ですが、各省庁の官僚たちの忙しさも半端じゃなく、一体、朝何時に家を出るのだろう、と首をかしげるほど。“霞が関は不夜城”という言葉にも納得します。

だったらもっと時間に余裕を持ってスタート時間を遅らせればいいのに、と思いますよね。でも、衆院の場合9時からは委員会、参院の場合は10時から委員会や本会議が始まってしまうので、朝しか時間がとれないのが現実なのかもしれません。

夜遅くまでの業務に関しては、「(政府側に質問内容を事前に知らせる)質問通告が遅い」「だから深夜まで業務が生じる」とたびたび議論が巻き起こっています。朝の部会ももっと別の時間帯にできないものか……検討の余地があるのではないかと思ってしまいます。

議員が開く“モーニングセミナー”の正体

では、部会がない(出ない)ときは何をしているかというと、不定期で開催される「朝食会」に参加することもあります。

例えば、朝8時から経済界の有識者などと朝食を食べながら、今の政策について議論をしたり、3カ月に1回ほどの頻度で、“モーニングセミナー”といった名称の会合を開いたり。これは支援者らが5000円~1万円払い朝食を食べる、政治資金集めのためのパーティとなっています。

朝9時からは委員会が始まります。国会議員なら何かしら所属することになる「委員会」。多くの議員が、8時から参加していた部会が終わらなければ、途中抜けして委員会に出席することになります。

1時間単位でスケジュールが組まれる部会と違い、朝9時~12時までは委員会、お昼休憩をはさんで午後からは委員会の続きまたは本会議がスタート、といったスケジュールで動いていきます。