女優 鈴木砂羽
1972年、静岡県浜松市生まれ。94年に「愛の新世界」でデビュー。主な出演作にNHK「だんだん」、テレビ朝日系「相棒」シリーズ、映画「しあわせカモン」など。2011年に「劇団ペンギンプルペイルパイルズ」に所属する10歳下の俳優・吉川純広と結婚。12年は初エッセイ『女優激場』(ワニブックス)を発売。現在、テレビ朝日系「だけど食堂」、日本テレビ系「幸せ! ボンビーガール」に出演している。
私のことを酒好きだと勘違いしてる方も多いと思うんですが、お酒が好きなんじゃないんですよ。食いしん坊で、美味しいものと美味しいものを掛け合わせたらなんて美味しいんだっていう感動に出合いたいだけ。ただのお祭り野郎だから、楽しいことが好きなんです。
「LABO」との出合いは4年くらい前。当時この近所に住んでいて気になってはいたんだけど、薄暗いし、入りづらいなと思ってたんです。あるとき仕事が終わってうちのダンナさんに電話をしたら、「今、あの店にいるよ」って言われて。寄ってみると、食べて飲んで、超くつろいでるダンナさんがいました(笑)。メニューは肉料理が多くて、男の料理って感じです。“肉の厚さは男の心意気”っていう名言がここで生まれました。肉料理以外なら生パスタもオススメですね。意外な有名人もときどきいたりして、とても落ち着くお店なんです。
夜は炭水化物を食べないので、タンパク源がほしいときは「8」でホルモンを食べます。お気に入りはドーナツと呼ばれる豚の軟骨で、カレー塩で食べるのが好き。そこに葉もの野菜をいっぱい摂って、バランスよく食べるようにしています。
私、自分の酩酊量を知るのにすごく時間がかかったんです。20代後半から30代前半は失敗も多かった。でも寝坊してヘリコプターで現場へ駆けつけたのはさすがにどうかと思うけど、階段から落ちるくらいのことは、誰にでもよくあるでしょ?
今は酔っぱらっても、いつの間にかきちんと布団で寝てるし。以前、ダンナさんが私の顔を拭いてメークを落として、パジャマに着替えさせてくれてたことがあったんですけど、この話をテレビですると反響が大きいんです。本当にありがたいダンナさんです。
この秋からドラマ「夫のカノジョ」に出演しています。私が演じる主婦・菱子がダンナさん(田辺誠一)の浮気を疑い、その相手と思っているOLの星見(川口春奈)ともみ合っているうちに心が入れ替わってしまうお話。20歳前後とか今となっては未知の世界だし、どんな感じなんだろうって興味がありますね。
最近はバラエティにもちょくちょく出させてもらってますが、私自身おもしろいことが大好きだし、自分が参加するモノは、ドラマであれバラエティであれ、自分のクリエイティビティが活かされたらいいなって思ってます。
今、いちばん楽しいことはダンナさんとの暮らしかな。伴侶ができたことで、考えることや行動がこれまでとはまったく違うし、これから家族や家庭をつくっていくにあたっての課題がたくさんあるので、そんな話を2人でよくしてます。
※出演ドラマ「夫のカノジョ」の放送は終了しています。