飲み屋街で、ほの白く浮かぶ「ホッピー」の大型ステッカー。仕事帰りのサラリーマンが、焼酎をビール風味の清涼飲料水、ホッピーで割って飲む。ホッピーは庶民の味として、長く親しまれてきた。

ホッピービバレッジの売り上げ推移
図を拡大
ホッピービバレッジの売り上げ推移

ここ数年、ホッピーが好調だ。製造メーカーであるホッピービバレッジの売上高も右肩上がり。2008年度は約35億円。年商は直近8年で約4倍だ。しかもいままでとは違う消費者層やエリアで飲まれているという。ホッピーの勢いが増している秘密を、その歴史のなかに探った。

(小原孝博、市来朋久=撮影)