「たくさん書けば加点される」とは限らない

生徒が書きそうな解答 例③

ロボットの不完全なところが、結果として子どもたちに活躍の場をたくさん与えていること。

本文から抜き出すところとしては間違っていません。おおむね読解はできていると思われます。前述したような解答の核心も合っていて、そこに向けて書いています。

しかし、問いに書いてある「対照的」「具体的」に触れていません。何がどう対照的なのかを具体的に書き加えるよう指導します。

このような記述を書いている子の指導は、意外と難しくありません。結論部分が間違っていないからです。おそらく、本文に印をつけながら読んでいたのでしょう。重要な箇所に線を引いたり印をつけたりする練習が実を結んでいると思われる解答です。

記述が苦手な子であっても、結論部分さえ把握できているなら、記述力は必ず伸びていきます。

逆に、余計なことを書いていたり、結論が間違っていたりする記述をしている生徒は、その考えを修正するのが大変です。字数制限がない記述問題に対し、「たくさん書けば加点される」と指導する塾もあるようですが、実際に入試で加点されているかは疑問です。

さて、ここで紹介したような誤答をする生徒にまず必要なのは、読解のスピードです。読解に時間がかかると、記述に費やせる時間が限られてしまいます。記述の練習をするとともに、読解のスピードを上げる指導が必要となります。エルカミノでは4・5年生の段階から、時間を意識した読解の訓練を行っています。

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