まずは焦りがあった。婚活当初は多くの見合いが成立したが、年齢を重ねるごとに「お断り」されることが増えた。とりわけ40代になると、100人の女性に「お見合い希望」を出して1人にOKされるかどうかという低確率に直面した。ようやく見合いに臨んでも、翌日には「お断り」されて仮交際に進めない。

そんなとき先の女性との見合いが成立、武井さんは42歳になり、それまで費やした婚活費用は総額600万円に達していた。

「これが最後のチャンスかもしれないと思いました。以前のお見合いでは自分を盛ったり、積極的に話しかけたりしてたけど、かえって女性に引かれることも多かった。だからもう気取らずに自然体でいこう、それでダメなら仕方ないという気持ちもありましたね。そしたら向こうも同じことを考えていたんです」