主人公、信治の弱さと不格好な部分に注目

――歌詞の中で「無力さ」「白日に晒される」「弱い自分」とありますが、まさに信治の心境を代弁しているようでした。そして、「朝が来る」というフレーズでとても救われた気持ちにもなりました。実際に楽曲が入った状態で改めて作品をご覧になった時はどんなことを感じましたか?

【野田】完成した状態で観る前は、物語の締めくくりにどんなふうに流れるのだろうと緊張していました。実際、試写会で拝見したところ自分の曲が流れた瞬間は感動しました。静寂があってからイントロが入るあたり、まさに「こうしてほしかった」という自分の願いも叶ったので、本当にうれしかったです。

歌手の野田愛実さん
撮影=北日本新聞社

――野田さんの透き通る声がラストに流れ、心に染み渡り印象に残っています。作品は社会問題を帯びた重い内容でしたが、楽曲を作るにあたりどのあたりが難しかったですか?

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