学歴と結婚に対する影響

最終学歴については、出生グループごとにごくわずかな違いがみられます。(A)1966年早生まれでは、短大卒が他より3%ポイント程度、四年制大学卒が他より2%ポイント程度少なくなっているのです。そして(B)1966年コア・グループでは、短大卒比率が23.2%と若干高くなっています。これらは、ひのえうま周辺学年の高等教育進学状況の異なりと対応した比率ですが、この調査のケース数でも、いずれも統計的に有意な差ではありません。

続いて、迷信の焦点である婚姻について、50代後半に至った時点で尋ねた結果をみてみましょう。次にはひのえうま周辺の各生年の婚姻形態を男女別に示しています。データは2020(令和2)年国勢調査で、同年の全数確定値です。調査のタイミングから、いずれの生年も人口動態調査の生涯未婚率(50歳時未婚率)とほぼ同じ値が得られています。

【図表2】生年別の婚姻状況(男性、女性)
出典:吉川徹『ひのえうま 江戸から令和の迷信と日本社会』((光文社新書)

グラフ全体から読み取れるのは、この生年周辺の日本人男女の既婚率は7割前後、未婚率は男性が2割前後、女性が1割前後であり、男女ともに生年が若くなるにつれて、徐々に未婚化が進行しているということです。