50代半ばで白髪染めをやめたという女優の川上麻衣子氏。肩肘張らない、素敵な年の取り方とは――。
白髪の姿をすぐには好きになれなかった
私はもともと見た目を過剰に飾ったり、アンチエイジングに凝ったりするタイプではありませんでした。化粧もどちらかというとシンプルで、ナチュラル志向でしたから。けれども40代半ばを過ぎたあたりから、そうとも言っていられなくなりました。意図せぬ角度から撮られた写真や映像を見て「ああ、今の私はこんな顔をしているんだ」と、現実を突きつけられることも増えました。
川上麻衣子 Maiko Kawakami
女優、ガラスデザイナー。1966年、スウェーデン生まれ。14歳でデビュー後、数々のテレビ、映画、舞台に出演。愛猫家であり、「ねこと今日 neko-to-kyo」代表理事。千駄木に「SWEDEN GRACE」とサロン「まいの間」を構える。著書に『彼の彼女と私の538日 猫からはじまる幸せのカタチ』(竹書房)など。
女優、ガラスデザイナー。1966年、スウェーデン生まれ。14歳でデビュー後、数々のテレビ、映画、舞台に出演。愛猫家であり、「ねこと今日 neko-to-kyo」代表理事。千駄木に「SWEDEN GRACE」とサロン「まいの間」を構える。著書に『彼の彼女と私の538日 猫からはじまる幸せのカタチ』(竹書房)など。
若い頃は、どこかで「年を取ることは失っていくこと」だと捉えていました。肌に張りがなくなる、体力が落ちる、できないことだけが増えていく。そうした変化に抗おうとする気持ちは、私にも少なからずありました。ただ、50代に入ったあるとき、ふと「これはずっと闘い続けるものではない」と思うようになりました。すべて美しくありたいと望んだところで、キリがないからです。
「開き直った」のとは違います。何もせずに、ただ「流されるまま」にしたのでもありません。むしろ、変化をどう受け入れ、どう心身を手入れし、年を取ることとどう付き合っていくべきかを、以前よりも真剣に考えるようになりました。年を取るのは失うことだと諦めるのではなく、自分なりに手を入れながら、自分らしさとうまく付き合っていくようになったのです。
ここから先は有料会員限定です。
登録すると今すぐ全文と関連記事が読めます。
(最初の7日間無料・無料期間内はいつでも解約可)
プレジデントオンライン有料会員の4つの特典
- 広告最小化で快適な閲覧
- 雑誌『プレジデント』が最新号から読み放題
- ビジネスに役立つ学びの動画が見放題
- 会員限定オンラインイベント

