なぜ「明治産業」に目を付けたのか

2022年には、その実現に向けた一手として、M&A(合併・買収)案件の評価・選定から合併・買収後の統合プロセスまでを担う「事業開発課」を食品事業部内に新設する。そして翌2023年、明治との協議を経て、明治産業(現・アトリオン製菓)への出資を決断した。菓子の製造分野への参入は、同社にとって初めての挑戦だった。

「決め手となったのは、明治産業が78年にわたり、日本トップレベルの食品会社・明治のグループ企業だったことです。明治水準の製造技術、管理技術や知見、工場の体制があることは大きな魅力でした。そして、なによりも、当時ヨーグレットとハイレモン、パチパチパニックという、ロングセラー製品の製造ラインを明治産業が持ち、そのプロダクトも含めて継承できるということが、一番のポイントになりました」

丸紅食品事業部 大澤悠介部長代理は、そう当時を語る。