新居は“狭すぎた”

実は八雲は先立って、西田の仲介でセツの実母チエ(北川景子が演じるタエのモデルとされる)の経済援助を申し出ており、チエは別に家を借りて暮らしていた。

一方、セツの養家である稲垣家については、この時期の西田の日記にも言及がない。ただし後に八雲が熊本へ移る際には稲垣家の面々も同行しているので、なんらかの援助はしていたはずだ。

月給100円の高給取りとはいえ、八雲の給料だけで三世帯を支えるのは、いささか浪費をしているようにも見える。ドラマを見たら「武家屋敷を借りたのだから、全員同居すればいいのでは?」と考える人もいるだろう。