「年収700万円が幸福度の頭打ち」を発表したカーネマン

2 年収700万円前後が幸福度の頭打ち金額か

収入と幸福の関係に、一定の「上限」があることを初めて明確に示したのが、ノーベル経済学賞受賞者ダニエル・カーネマンらの研究です。

彼らは、米国において年収約7万5000ドル(当時のレートで700万円弱)を超えると、「日々の感情的な幸福度」はそれ以上あまり上昇しなくなることを発見しました。「必要な生活が満たされれば、それ以上の収入は気分やストレスに大きな影響を与えない」。この説は、多くの人の直感にもフィットするものでした(図表2)。

ここまでの研究は知っている人も多いのではないでしょうか。