納得できないなら、それはまだ「買い時」じゃない

「なぜ自分は現在の価格でこの会社を買収するのか」という題で、一本の小論文を書けないようなら、100株を買うこともやめたほうがいいでしょう――『バフェットの株主総会』115頁
まねして買うより、理由をもって買おう

バフェットさんが投資に際して「自分がよく知り、理解できる分野」にこだわるのは、知ることがリスクを小さくしてくれるからです。知らない街を訪ねたり、知らないレストランに入るのはワクワクする一方で少し怖さもありますが、自分がよく知る街やレストランにはそんな怖さはありません。

投資にも同じことが言えます。投資には確固たる理由、それも自分の頭で考えた理由が必要だ、というのがバフェットさんの考え方です。

ところが現実には、多くの人が「値上がりしているから」「専門家が推奨しているから」といった単純な理由で買い、また逆の理由で売っています。バフェットさん自身も、初めての株式投資は「父親が推奨しているから」という理由でしたし、学生時代もしばらくは「グレアムが買っているから」と師の動向を気にしていました。