実店舗を持たず、広告も少なめ

2025年度時点では、ドコモの接続料が10Mbpsあたり10万8740円に設定されています。これは、1秒間に1.25MBのデータを送受信できることを意味しています。大手通信事業者とMVNOを結ぶ回線の太さによって貸し出す料金が変わってくるということです。契約者が増加しているMVNOの場合、この接続帯域を太くすることでネットワーク品質を保つようにしています。

このような取り決めがあるため、MVNOは大手通信事業者の原価と大きく変わらない金額で基地局などの設備を借りることができます。ここに人件費や設備費、広告宣伝費などを上乗せして、料金プランにすればいいというわけです。巨額の設備投資がいらず、かつ設備以外の上乗せが少ないことが、料金の安さに直結します。

わかりやすいのは、店舗です。MVNOのほとんどはネットを中心に集客しており、大手通信事業者のようなショップはほとんどありません。家電量販店で契約できるようにしているMVNOはあるものの、その数は大手通信事業者と比べるとはるかに少ないと言えるでしょう。また、毎日のようにテレビCMや大々的な交通広告を展開している大手通信事業者より、広告の量も少なめ。ゼロではありませんが、出稿量はかなり抑えています。