ほかの高級住宅街よりも圧倒的に取材が難しい

――なぜ六麓荘を取材することになったのですか。

きっかけは2015年頃、『週刊現代』の編集部から相談を受けたことでした。「お金持ちの町」を特集する企画があり、東の田園調布、西の六麓荘として、そこに住む人々の暮らしぶりを描きたいと。そこで私が六麓荘の担当となり、取材を始めることになったのです。

しかし、実際に取材を始めてみると、六麓荘は他の高級住宅街とは大きく異なる特徴を持っていることに気づかされました。