9月、キオクシア株が高騰した背景

2024年12月18日、キオクシアは東京証券取引所プライム市場に上場した。上場当日の終値は1601円だった。2025年初以降もしばらくは株価に大きな動きは見られなかった。8月まで、おおむね上場時の株価水準から2500円程度の圏内でもみ合う展開が続いた。

キオクシアホールディングス、上場セレモニー。写真は、記念撮影。早坂伸夫社長(中央)=2024(令和6)年12月18日、都内
写真提供=日刊工業新聞/共同通信イメージズ
キオクシアホールディングス、上場セレモニー。写真は、記念撮影。早坂伸夫社長(中央)=2024年12月18日、都内

ところが、2025年9月5日、キオクシアの株価は3000円台に急上昇した。キオクシアのメモリ半導体需要が、急速に増加するとの見方が増えたためだ。

きっかけは、米国政府の対中半導体関連規制の強化だった。それにより、NAND型フラッシュメモリ最大手の韓国サムスン電子、第2位SKハイニックスの中国工場からの供給が減少するとの観測が出た。