納得がいかない堀川さんは夫の死後、この時の体験と、終末期の透析患者をめぐる諸問題について重ねた取材をもとに『透析を止めた日』(講談社)を出版し、「腎不全患者に対する緩和ケアが不在だ」と問題提起した。
著書は社会に衝撃を与え、国会議員を動かし、2025年9月29日に公表された「腎不全患者のための緩和ケアガイダンス」の発表につながった。
このガイダンスは、日本緩和医療学会、日本腎臓学会、日本透析医学会の3学会が共同で作成した初めての診療指針だ。その73ページには、「死が近づいたとき」の対応として、患者の苦痛が緩和されない場合には、「緩和ケアチーム等の専門家へのコンサルテーションを考慮する」とある。
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