「4年間で7万円の値上げがあった」

東京都に限った話ではない。大阪府では4人家族で世帯所得200万円に対し年間45万6123円の国保料と試算されている(大阪社会保障推進協議会より)。名古屋では所得276万円(給与収入400万円)の30代夫婦と小学生2人で4人世帯の場合、年間41万円の国保料だ。

愛知県社会保障推進協議会の澤田和男氏によると「4年間で7万円の値上げがあった」という。澤田氏から提供された下記の資料をみると、近年の国保料の上昇や、中小企業で働いている人が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)との差が一目瞭然だ。

【図表1】名古屋市の国保料と協会けんぽの保険料比較(年額)
名古屋市の国保料と協会けんぽの保険料比較(年額)

また、これは30代夫婦の事例のため、介護分がプラスされる40代以上の国保料は同じ所得でもさらに高くなる。約6万2000円プラスされ、年収400万円で国保料は約47万6000円だ。しかも名古屋市は独自控除があるため、これでも保険料は低い。東京都在住で40代夫婦、小学生の子ども2人の4人世帯の場合、世帯年収400万円で国保料が年間約55万円にもなるのだ。