参道の真ん中を通ると、ご利益が期待できない

神社に参拝するとき、本来は、一の鳥居から玉砂利をふみながら一歩一歩と進んでご神前に向かっていくのが正式です。この参拝の道を参道といいます。その参道は一の鳥居をくぐり、拝殿の前に置かれた賽銭箱の前までの道のことです。この、「長い参道を歩くこと」に意味があるのです。

だから、昔は、どんなに身分の高い人であってもかならず馬から降りて参道を歩きました。鎌倉の鶴岡八幡宮の場合でいいますと、社頭しゃとうよりかなり離れたところに下馬げばがありました。実際に、現在の横須賀線のガード近くに「下馬」という地名が残っています。

つまり、貴人きじんといえども馬から降りて、歩いてお参りしたということです。ですから、かならず参道は歩いて行かなければなりません。