質問をきっかけに自分を最大限PRする
例えば、面接中に「退職を検討している理由」などを聞かれると、なぜかみんな「上司との人間関係が悪いから」「会社の将来性が薄いから」など、本当に自分が思っていることを本音で語ってしまいます。
たしかに、「退職理由」「志望理由」は自分事として大事な話ではあるのですが、面接はあくまで自分を採用してもらうための商談の場なので、「相手にとってのメリット」を分かりやすく語れない人は採用決定に至りません。
どんな質問が来たとしても、上手く流れを作って、効果的な自己PRや企業とのマッチングのアピールにつなげることができないといけません。
「すべての質問に正確に正直に答えること」に終始しているうちは、面接の合格率は上がりません。
「よし、緊張せずに、スラスラと上手く受け答えができたぞ」と本人は満足していても、3日後に届くメールには「不合格」と書かれています。
面接での会話を通してあなたの気持ちや本音を理解できたとしても、企業側にとってそれは「貴重な採用枠を一人分使ってあなたに内定オファーを出すべき決定打」にはならないからです。
あらゆる質問に対する回答内容が、最終的に「企業があなたを採用すべきメリット」の提示につながるように、しっかり事前準備をして面接に臨んでください。


