フラメンコ発祥の地、セビージャへ

フラメンコを学ぶには、やはりフラメンコ発祥の地、アンダルシアに行かなければならない。小松原さんはスペイン南部に位置するアンダルシア州の州都、セビージャを自らの本拠地とした。ここで紹介された指導者が、ビクトリア・エウハニアさん。ベティの愛称で知られた、名ダンサーだった。

「ベティ先生は、本当に美女。エリザベス・テイラーにそっくりで、踊りがものすごく上手だった。フラメンコの創始者と言われるグラン・アントニオのパートナーで、結婚で表舞台に立つのをやめて、指導だけをしていたの。『教えるのだけは、やめたくない』と夫にお願いして、認めてもらっていたんですね」

ベティ先生(右)のレッスンを受ける。
写真提供=小松原庸子さん
ベティ先生(右)のレッスンを受ける。

当時、日本人の生徒が3〜4人ほどいたが、彼女らは、「先生は喋ってばかりで何も教えてくれない。月謝がもったいないからやめる」、とベティ先生の指導への不満を募らせていた。