デジタル化についていけない中高年の「異動願い」増加

大手企業でミドルシニア層のキャリア面談を担当しているキャリアコンサルタントはこう語る。

「ミドルシニア層には管理職もいれば、50歳になっても管理職に就けない人も多い。非管理職の悩みで多いのは、『自分は仕事をがんばっているのに正当な評価を受けていない』というもの。同じ仕事で成果を出しても、上司の中には、将来性のある若い部下の評価を高くし、シニアの評価を下げる人もいる。その結果、昇給もしなければ給与が下がる人もいる」

近年は大企業も大幅な賃上げが続いているが、賃上げの原資は初任給や若手社員に厚く配分し、中高年層はその恩恵を受けられにくい実態もある。その上、公正さを欠いた人事評価で給与を下げられたらバーンアウトに陥るのも無理はないだろう。