玄関先には血痕と靴跡、さらに目撃者も2人
奈美子さんはトレーナーにジーパン姿で、廊下から居間に向かって体を投げ出すような格好で倒れていた。首の傷のほか、手に刃物を防ごうとしたような傷もあった。室内を物色したような様子はなく、犯行に使われたとみられる凶器も現場からは発見されなかった。
だが、犯人は現場に決定的な証拠を残していた。玄関先の血痕と靴跡だ。DNA型鑑定などから、犯人は当時40~50代の女性で、血液型はB型。かかとの部分が高い24センチの韓国製の婦人靴を履いていたことも分かった。もみ合った際に左右いずれかの手をケガしており、高羽さん宅の洗面所の蛇口をひねって手を洗った形跡もあった。
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