2025年のコメ不足は、政府の見込み違い

2023年産のコメ不足を補うため、2024年産の新米が前年の穴埋めに回された結果、2024年産のコメが市場に出回る量は当初から減少していました。

農林水産省は、人口推計と一人当たりの消費量という旧来の統計に基づき、2024年の需要量を約680万トンと予測していました。しかし、蓋を開けてみれば実際の需要は710万トンを超えており、需給ギャップが生じていたのです。

コメの需要が増えた理由は、令和5年産米が8月に不足したことへの警戒感からの家庭内備蓄の増加やインバウンド需要です。インバウンド外国人が年間3000〜4000万人来ている中で、彼らが食べている量はおそらく7万トン程度あると言われています。旧来の統計では、こうした消費量増加の実態を正確に反映していませんでした。