「運動」「禁煙」「適量な飲酒」「地中海式の食生活」が死亡率を減らす

しかし、50歳を過ぎてから失敗を挽回したいと考えた場合でも決して遅すぎるわけではないと、研究を主宰するジョージ・E・ヴァイランは述べる。

「被験者のなかには、エリザベス・テイラーのように結婚と離婚を繰り返して50歳まできたにもかかわらず、テイラーとは違って晩年に伴侶を見つけ、それ以降は幸せに暮らしている人が何人もいます。それに、肥満について言うと、やせるのに遅すぎることはありません」。50歳を過ぎてから飲酒をやめた人については、それまでに肝臓や脳に取り返しのつかないダメージを負ってさえいなければ、「5年もたてば新品同様の暮らしになっています」と彼は笑顔で言う。

ハーバード大学の研究では、生まれたときの社会階層といった個人のコントロールが及ばない要素も、晩年における健康に影響を与えるという結果が出ている。しかし、70歳以降になるとそうした要素の効果が薄れてきて、長生きできるかどうかは健康上の習慣に左右される面が大きくなるという。