なぜ「耳の痛い話」を聞こうと考えたのか

加えて突き付けられたのが、従来FMVが強みとして訴求してきた「軽量性」が、若者のニーズにはそこまで合致していなかったこと。学生たちは教科書にプリントなどたくさんのアイテムをカバンに詰め込んでいる。パソコンがいくら軽かろうが、そもそも荷物が重たいため大きな訴求点になりにくかったのだ。

別の調査では、そもそもFMVがパソコンのブランドという若年層に認知されていなかった。さらに、プロジェクトチームが若者や大学生の声から導き出したのは「若年層にとってパソコンとは興味がないもので、意識の外側にあるプロダクト」というものだった。

なぜここまでして若者の声を本気で聞こうとしたのか。