メガバンク就職が「人生の勝ち組」だった2010年代

かつてメガバンクは、学生から圧倒的な人気を誇った。高い給与水準・大量採用枠に加えて、社会的なステータスも魅力的だった。大手銀行に就職した、というだけで親や周囲からの評価が高まり、恋愛・婚活市場でも一目置かれる存在になれた。

さらに言えば、配属先こそ厳しい営業店であっても、「支店で鍛えられて這い上がる」というキャリアパスが既定路線として存在していた。いわば「安定した給与」「社会的信用」「努力次第で逆転可能」という三拍子が揃い、メガバンクは学生にとって極めて魅力的な選択肢だったのである。

実際に、MARCHの一角である立教大の2014年卒就職ランキングでは、メガバンクがトップ3を独占している。東大や早慶においても、「まずはメガバンに」という志向は根強く、多くの学生が銀行を第一志望に据えていた。