いつも体が重いのはなぜか。答えは「休み方の戦略」にある。極限下で任務を遂行する米軍が実践する最強のリカバリー術に学ぼう。
なぜ米軍は任務前に8時間以上も眠るのか
極限の状況下で任務を遂行する米軍では、さまざまな休息法が実践されている。休息の中でも重要な睡眠については、1日最低7時間以上取ることが推奨されているが、実際には戦闘任務や夜間作戦などで睡眠時間が短くなることも少なくない。そのような状況に備えて、兵士は任務の事前に8時間以上の睡眠を取ることが推奨されている。
研究によると、兵士が一晩4時間未満の睡眠しか取れない場合、戦闘における能力は15~25%低下する。一方、通常より多く睡眠を取ること(例えば10時間)は、短期間の睡眠不足の期間中における注意力とパフォーマンスを向上させることが示されている。
一般に「寝だめ」と呼ばれるこの方法について、日本リカバリー協会の代表理事で、『休養学』の著者である片野秀樹さんはこう説明する。
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