開発元のユーブイアイ社は自社ウェブサイトで、「手動チェックの5倍の損傷を検出」でき、「発見した損傷の請求総額が6倍になる」とうたっている。人間の目では見逃されていた微細な傷まで発見し、それを収益源にする技術として売り込んでいる。

ハーツ側はシステム導入の狙いを、透明性と公平性を高めるためだと説明している。全米日刊紙のUSAトゥデイによると、同社の広報担当者は「この技術でスキャンした車両の97%以上は請求対象となる傷がなく、ほとんどの貸し出しで問題は起きていない」と述べている。